ラバナバーの軍司令官の中で最も新参者であるダーは、その目覚ましい活躍により最近になって部隊長から昇進した人物だ。ダーの責務は、世界を啓蒙していくうえで邪魔になるとラバナバーが判断した、異端者たちの排除である。残忍な任務だが、彼は有能だった。
血なまぐさい任務の果てにアシュワットへとたどり着いた彼は、そこでアジュナと出会った。しかし、二人の戦いのさなかにアジュナの謎の力が目覚め、ダーは不本意ながらも、彼女に取り込まれた最初の「化身」となってしまう。
アジュナの心の中に閉じ込められたダーは、アジュナの正義のための冒険に同行することにしぶしぶ同意する。だが、彼には隠し持った思惑はないのだろうか?