クシとアルツン

クシはラーンの僧侶によって育てられた孤児だ。両親は、彼女を僧侶たちに任せてスメル山の登山に挑戦したが、戻ってくることはなかった。

幼い頃から、クシは動物の扱いを心得ていた。ある日、クシが僧侶たちと一緒に食べ物を集めていると、一羽のロック鳥が急降下し、彼女を掴んだ。僧侶たちは彼女が食われるのではないかと青ざめたが、ロック鳥は彼女の指示に従ってゆっくりと地面に降りた。こうして、一人と一羽は友達になった。クシはそのロック鳥をアルツンと名付け、自分の兄弟分と見なしている。

彼女はアルツンと共に日々訓練に励み、ラーンの空をパトロールしている。クシは、彼女なりの僧侶たちへの恩返しとして、ラーンと聖なるスメル山を守る戦士である守護者になりたいと望んでいる。